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炭素含有率と硬度、物性の関係について

2020年01月12日|ノウハウ

  • 強度・・・・材料の破壊に達する抵抗力のこと
  • 延性・・・・材料がどれだけ柔軟に伸び縮み、ねじれ、たわみなどの外力に対して変形できるかの柔軟性を示す
  • 靭性・・・・衝撃の強いちからが加わったときに破壊せずに耐えられる性質(ねばり強さ)
  • 硬度・・・・材料の硬さ

材料が硬ければ当然強いですが、硬すぎると柔軟性に欠けポロっと欠けることがあります。

炭素を含んでいる鉄のことを鋼(はがね)と言い、それを圧縮して延ばしたのが鋼板です。
その鋼板をワイヤーでカットして作ったのがNANOMIです。
炭素を混ぜると強くなりますが、硬すぎて脆くもなるので、別の金属元素を入れ硬度等を上げます。

マンガンMn、ニッケルNi、クロームCr、モリブデンMo、ボロンV、を入れます。
この他に微量のシリコン、バナジウムを入れ「高張力鋼板」といういわゆるハイテンションスチール(通称ハイテン鋼)を作ります。
このハイテン鋼に焼き入れを施します。
焼き入れという作業は約1000度まで一気に加熱し、その後一気にマイナス30度から60度まで冷やします。
この焼き入れと言う作業で金属の物性が変化します(摂氏910で爆発的な変化が起こります、変態点)

加熱してオーステナイトと言う状態になり、急冷してマルテンサイトと言う組織に変態します。
この焼き入れをした金属を職人さんが1本づつ丁寧に刃をつけ、砥いで行きます。
同じ金属でハサミや包丁を作ると1本約3万円ほどします、カスタムナイフ(アメリカ発祥で柄を鹿の角、象牙などを使い精巧な彫刻を施したナイフ)でも使用しています。

HRC(ハードロックウェル)硬度で60度の硬度を示しています。
60度は日本刀に近い値です。

刃先の砥ぎはオイルとオイルストーンをお使い下さい(製図用で画材屋で扱っています、ナイフ砥ぎ用)

オイルはミシン油、オイルストーンは出来ればアルカンサス石の方が良く砥げます。

  • 当店にお送りいただければ砥ぎ屋に出して砥ぎ直しをいたします(実費2,000円いただきます)
    ヤマトの着払いでお送り下さい、2週間ほどでお手元にご返送いたします。
  • 品質保証はお買い上げよりより10年間です、長くお使いいただけるよう長期保証いたしました

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